ブルーベリーの栄養と健康効果

ブルーベリーの基礎知識

ブルーベリーは、ツツジ科のスノキ属シアノコカス節に分類される、北アメリカ原産の落葉低木果樹のことで、元来アメリカ自生の植物種です。


昔の開拓者達はブルーベリー食品としてもそうですが、生薬としても活用していました。昔は茂みの中から摘み取ってきて、生でも食べますが、スープ、シチュー、その他多くの食品にも加えられていました。つまりアメリカでは古くから愛されてきた果物なのです。


今でも北米は世界でも主要なブルーベリー産出地となっていて、世界の産出量の90%近くを占めています。北米での収穫は4月中旬からで、ナショナルブルーベリー月間となる7月が最大収穫期となり、10月の初旬まで続きます。


果実としてのブルーベリーは、栽培ブルーベリーと野生ブルーベリーに大別されます。野生ブルーベリーは「ローブッシュブルーベリー」で、栽培ブルーベリーは「ハイブッシュブルーベリー」を品種改良したものです。


日本国内での栽培は多くありません。それでもラビットアイ系品種がジョージア州から導入されて東京都小平市で経済栽培が始まりました。その後、長野県にハイブッシュ系が導入、群馬県・新潟県・山梨県・宮城県など栽培に適した高冷地でも生産されるようになりました。


総量は多くはないのですが、東京都小平市・山梨県北杜市・茨城県つくば市を「日本三大ブルーベリー」の地としています。まあ、確かにブルーベリーといえば、アメリカのイメージが強いようです。