ブルーベリーの栄養と健康効果

ブルーベリーの茶カテキンにも匹敵する効果

前項でガンに対する効果を述べてきました。ビタミンCやフラボノイド、カロテノイドの効果というわけですが、もうひとつカテキンにもそうした効果があるのです。


カテキンで有名なのは茶カテキンでしょう。このカテキンという成分は、大腸ガン、胃ガン、肺ガン、前立腺ガン、乳ガン、皮膚ガン、食道ガン、肝臓ガン、膵臓ガン、膀胱ガンなどに有効ということで、ガンに関して言えばとにかく多くのガンに効果があるとされているのです。


その他にも、生理活性(血圧上昇抑制作用、血中コレステロール調節作用、抗酸化作用、血糖値調節作用、抗菌、老化抑制作用、抗アレルギー作用)があるとされています。


こうしたカテキンの各種生理効果を特徴とした特定保健用食品としていわゆる「お茶」が販売され大人気になっているのは皆さんがご存知の通りです。消費者庁によって「体脂肪が気になる方に」という機能性を示唆する表示が許可されたことでかなり人気になっています。


実はカテキンがどうやって体脂肪の蓄積を抑制しているのか、そのメカニズムについてはまだ未解明なのですが、肝臓や筋肉中の脂肪消費酵素の活性を促進して、脂肪をエネルギーに転換させるという説があります。


さて、茶カテキンばかりが注目されていますが、実はブルーベリー、リンゴ、赤ワインなどにもカテキンが豊富に含まれているのです。ブルーベリーはまさに健康効果のデパートといえるでしょう。